ウエルカムイベントで明かされた“新人への条件”
日本ハムの新入団選手ウエルカムイベントに参加した新庄剛志監督(53)。
会見前に、新しくチームへ加入する選手に対し“お願い4カ条”を提示しました。
その内容は派手さよりも安全性やプロ意識を意識した、非常に実務的なものです。
「やらないでほしいこと」は3つ
新庄監督はまず、次の3点を挙げました。
1つ目
「練習中、試合中に帽子が取れないように、ちょっとサイズを小さくしてもらって。特にピッチャーは投げた後に帽子が取れて、ピッチャー返しとかで格好いい顔がつぶれたらだめなので」
帽子が取れた瞬間に打球が返ってくる危険性や、守備姿勢の乱れを防ぐ意図が読み取れる。見た目ではなく“安全面”を重視したアドバイスだ。
2つ目
「スパイクを履いてひもを結んだときに、輪の部分が余らないように。そこに引っかかってこけたりするので」
試合中だけでなく練習時でも事故につながる小さなリスクを排除しようという意識が示されています。
3つ目
「2軍の間は茶髪禁止。ロン毛は多少はいい。おしゃれしたかったら1軍に上がって来い」
外見は1軍に相応しい立場になってから。
2軍は「鍛える場所」であり、プロとしての姿勢を整えることを強調しています。
唯一の“やってほしいこと”はSNS
最後に、新庄監督はポジティブな要望も伝えました。
「情報の交換はインスタでしたいのでインスタグラムでお願いします」
連絡や共有を円滑にするため、監督自身が新人にSNSを活用するよう促す形になりました。
時代に合わせたコミュニケーション方法を積極的に取り入れる姿勢が伺えますね。
新人たちに求めたのは派手な自己表現ではなく、怪我を防ぐ準備とプロとしての立ち居振る舞い、そしてチーム内の情報共有。
新庄監督の“お願い4カ条”には、若手を守りながら強い組織を育てたいという意図が込められているのでしょう。

