ファン感で次々と“開幕カードの先発ローテ”を発表
22日、エスコンフィールドで開催された日本ハムのファンフェスティバル「F FES 2025」。
新庄剛志監督(53)はステージ上で、来季の開幕投手について堂々と宣言しました。
指揮官がまず名指ししたのは、今季沢村賞に輝いた伊藤大海(28)。
さらにテンション高く、こう付け加えました。
「来季開幕戦の相手はソフトバンクに決まりました。絶対に絶対に絶対に3タテ(3連勝の意味で)したいと思います」
その勢いのまま、2戦目・3戦目の先発まで発表。
「2戦目は北山君、3戦目達君でいきます」
会場は拍手と歓声に包まれ、ファンはいきなりの“ローテ公開”に驚きの表情を見せていました。
まさかの“開幕4番&5番”まで宣言
発表は続き、新庄監督は開幕カードの打線にまで踏み込むまでに。
「4番サード郡司」
「モイネロ君限定で5番ショート山県」
冗談とも本気とも取れる発言に、会場は笑いとざわめきが混ざる独特の空気に。
新庄監督らしい演出で、ファンフェスは一気に盛り上がりを見せました。
イベント後の一問一答
ここから先は、ファンフェス終了後に行われた新庄監督の一問一答へと続きます。
「コーチに怒られる。でも…」
と笑いながら語った背景には、チームを勢いづけたい強い思いが込められていました。
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-いろいろありました
「エスコン1発目が伊藤君がいいかなと思ったんですけど、ソフトバンク戦だから、ちょっともう1回モイネロ君と伊藤君で戦ってね、勢いつけてもらいたいなと思って。ほんとは1回経験してる選手じゃなくて、新たに達君でもよかったんですけど、来年はちょっと勝負かけたいんで、この、3つ取りにいくためには。ただWBCの関係があるから、そう、どうなんかなっては思うんですけど、そうなった時はそうなった時で(笑い)。でもね、終盤(伊藤が)中5で行ってたでしょ。感覚がいいらしいんですよ。伊藤君。中6より力が抜けて、抑え方というか、テクニックっていうのが、なんかポンって出てきたらしくて。で、中5で行ってもらって、伊藤君がその流れを作ってくれたら、北山君も達君も中5で。今年ね、完投完封して、みんながこう、そこから気持ちがもう完投完封しないとピッチャーじゃないみたいな感覚になったでしょ。だから、なんかこう、中5が当たり前になってくれたら。先発めちゃくちゃ余ってるんですけど、さあどうしていこうかって。中継ぎや抑えに持っていく選手もたくさんいるから、ちょっとその辺はピッチングコーチと相談しながら」
-基本中5で行く感じに
「最初はそれで行きたいかなあって。で、ちょっとしたら、なんかな、7、6…毎年変えたいなと」
-去年は逆に
「それで2位だったから、変えないと優勝できないでしょう。それ、やってみないとわからないから、どれが正解かはちょっとまだわからない」
-それは夏場をにらんで
「もちろん。野手に関しては(開幕)1カ月後に1番から6番まで固定はしたいですね。じゃないと、同じやり方でやっても勝てなかったから。試合に出られない選手はね、面白くないかもしれないけど、それまでにそのメンバーに入れるように。そのオープン戦から開幕1カ月ちょっとの間で固定メンバーに入ってもらわないとね、困るんで。(出られなくて)面白くないっていうのはもう仕方ない。こればっかりは」
-今回はソフトバンクが初戦だからということで
「そう、楽しいじゃないですか。1発目からエスコンだったらさらにいいけどね。なんでエスコンでないのかな。この4年間」
-エスコン最初の23年にもらったんです
「ちょっとそのシステムがちょっとわからない。来年ありそう?」
-そうですね
「まあでもペイペイだとなんか雰囲気が悪くなる感じがあったんですけど、ファイナルでこういう勝ち方ができるんだっていうのは、選手たちの心に刻まれたと思うんで。余裕はできたかな。ファイナルはでかかったですね」
-3試合全部先発投手言ってしまって投手コーチから怒られないですか
「怒られる(笑い)怒られる(笑い)。でも盛り上がるんだったらね。どっちみちわかるでしょ」
-でもモイネロ君来てもらわないと困りますね
「ね(笑い)有原君だったらね」
-小久保監督の性格的にあえて外すとかしなさそうな
「まあまあ。どう考えても、モイネロ君でしょ。ペイペイだし。まあ、楽しいじゃないですか。1発目がね。うれしかったもん、俺。よっしゃって。勢いつくわって。負けることは考えてないから」

