PR

「新庄監督のファインプレーは先発投手に完投グセをつけさせたこと」辛口・エモヤンも絶賛する“新庄哲学”とは

新庄監督への見解
スポンサーリンク

今回は、以下、江本孟紀氏が語った内容を要約して解説していきます。

「新庄監督のファインプレーは先発投手に完投グセをつけさせたこと」辛口・エモヤンも太鼓判、日ハムを最下位から大躍進させた“新庄哲学”(集英社オンライン) - Yahoo!ニュース
新庄監督は自身のインスタグラムで、こんなことを述べている。「9回投げれるんだというメンタルの慣れ 疲労に耐えれる肩 体力 後は3人の投手が2回完投してくれさえすれば、負けず嫌いの人間が多いこの世
スポンサーリンク

新庄監督がインスタグラムで示した“完投へのこだわり”

新庄剛志監督は自身のインスタグラムで、先発投手に対してどのような姿勢で向き合ってきたのか、その考えを詳しく綴っています。

まず目を引くのが、この投稿。

「9回投げれるんだというメンタルの慣れ 疲労に耐えれる肩 体力 後は3人の投手が2回完投してくれさえすれば、負けず嫌いの人間が多いこの世界 次は俺がやったる その気持ちが四球を出さない ゴロを打たせてダブルプレーを取り球数を減らさないと完投できない意識が高まり完投人数が増えて行く」(原文ママ)

この言葉からは、完投を「精神」「体力」「技術」の3つで育てるという考えが伝わってきます。

特に、他の投手が完投すると「次は自分が」という競争心が生まれ、それがチーム全体の底上げにつながるという視点は、新庄監督らしい発想と言えるでしょう。

先発投手が“最後まで投げる”時代をもう一度

新庄監督はさらに、このように続けます。

「僕が日本のプロ野球を変えていきたいと言った1つに先発投手は最後までカッコよく投げて試合を終わらせる昭和の野球をもう一度です」(原文ママ)

「カッコよく」という表現は新庄監督らしくも、導きたい方向は明確。

“完投が評価される文化”を取り戻したいというメッセージであり、先発が最後まで投げることはチームのリズムにもつながるでしょう。

著者である江本氏自身も、この考えに深く同意しています。

かつてはエースが最後まで投げ切る試合が多く、それが投手の成長に直結していました。

新庄監督はその価値観を現代野球に持ち戻そうとしているのです。

アメリカ野球への考察と“成長の機会”を奪わない姿勢

新庄監督はインスタでさらに踏み込んだ話をしています。

「アメリカで3年プレーしましたが、はっきり言って学んだ事は試合に入るまでのスイッチの入れ替えの凄さだけで、後は全て日本の野球の考え方の方が上回ってると個人的に思います 先発投手がもうすぐつかまりそうの想像だけで、中継ぎに変えてたら先発投手の成長を止めてしまう ピンチを抑えるからこそレベルアップするし次につながると僕は判断してこの4年間やって来ての今です」(原文ママ)

ここで語られているのは、

・MLBの「早めの継投」への疑問
・“危機を乗り越える”経験こそ投手の成長になる

という新庄監督の考えです。

江本氏もMLB流の100球基準での降板には以前から違和感を持っていたと述べており、新庄監督が同じ視点を持っていることに強い賛意を示しています。

日本ハムが躍進した背景にある“先発主義”

江本氏は、こうした新庄監督の哲学こそが、ここ2年間の日本ハムの躍進につながったと分析します。

先発投手が「最後まで投げるつもり」で試合に臨むことで、

・試合の主導権を握りやすい
・中継ぎ陣の負担が軽減
・投手陣全体の競争力が向上

といった効果が表れ、チーム全体が強くなるという視点ですね。

新庄監督が投げかけたメッセージは12球団への提案でもある

記事の締めくくりで江本氏は、他球団にもこの考えが広がることを望んでいます。

「投手は先発完投を目指してこそ」というメッセージは、日本ハムを超えて、プロ野球界全体への提案と言えるでしょう。

新庄監督の投稿は派手な言葉遣いの裏側に、明確な育成思想が一貫して存在しています。

“昭和の投手像を現代に合わせて再設計する”という、新庄流の挑戦が続いているのです。

タイトルとURLをコピーしました